「健康なのに手術って必要なのかな…」
「麻酔が怖い」
「もし何かあったら…」
避妊手術は、簡単に決められるものではありません。だからこそこの記事では、一般的に言われているメリット/デメリットを整理しつつ、実際にあった体験談(良い話だけじゃなく、大変だった話も)を“なるべくそのままの温度”でお伝えしていきます。
※医療判断は必ず主治医の先生と相談のうえでお願いします。この記事は「判断材料を増やす」ためのまとめです。
- 避妊手術ってどんな手術?
- 一般的に言われるメリット
- 一般的に言われるデメリット
- 麻酔・手術リスクはゼロではない
- 術後に食欲が落ちる/ケアが必要になることがある
- 体質によっては体重管理が難しくなることも
- 「骨」の話題が出ることもある(過度に怖がりすぎない)
- 体験談1:3歳で未避妊。「この歳で手術した子いる?」から始まった迷い
- 体験談2:1歳半で予防として避妊。いまは7歳で元気に暮らしている
- 体験談3:術後1週間ごはんを食べず、毎日点滴へ。傷も気になってガジガジ…
- 体験談4:麻酔中に脈が落ち、補助呼吸をしながら手術継続。でも術後は食べてくれた
- 体験談5:症状が出てから手術に。術後のカラー生活や傷のケアが想像以上に大変
- 体験談6:(高齢での手術)大きな水疱と腫瘍。手術→検査→経過観察へ
- 体験談7:高齢で子宮がんの手術 → 転移が見つかり、2回手術をした例もある
- 体験談8:うちは手術していません。「答えが出ないまま、5年」
- 術後の食欲が落ちたときに大切なこと
- 手術をしに病院に行った流れの一例
- まとめ
- RABBIT HOME BASEって何?
避妊手術ってどんな手術?
一般に「避妊手術」は、卵巣・子宮を外科的に摘出する手術を指します。
目的は妊娠予防だけでなく、将来の子宮・卵巣の病気リスクを下げることが大きな理由として挙げられます。
一般的に言われるメリット
将来の子宮・卵巣トラブルのリスクを下げることが期待できる
女の子のうさぎさんは、生殖器の病気(子宮の腫瘍など)のリスクが高いと言われています。
避妊手術は、こうした病気の予防のひとつとして紹介されることが多いです。
「病気になってからの手術」より、健康なうちの方が選択肢が広いことがある
年齢を重ねてから子宮のトラブルが見つかると、
「手術をするか、緩和ケアを続けるか」など、判断がとても難しくなる場面が出てきます。
また子宮がんからの転移が見つかる事もあります。
ホルモン由来のストレスや行動が落ち着くことがある
偽妊娠、イライラ、縄張り意識など、ホルモンが影響している行動が軽くなるケースがある、と言われることもあります。
ただし性格や環境の影響も大きいので、「必ず変わる」と断言できるものではありません。
一般的に言われるデメリット
麻酔・手術リスクはゼロではない
どんなに準備をしても「絶対に安全」とは言い切れないのが手術です。
だからこそ、病院の経験・設備・麻酔管理・術後フォローの体制はとても重要になります。
術後に食欲が落ちる/ケアが必要になることがある
術後は痛みやストレスで、食欲が落ちたり、胃腸の動きが弱くなったりすることがあります。
点滴、痛み止め、給餌などのサポートが必要になる場合もあります。
体質によっては体重管理が難しくなることも
術後に食欲が増えたり、太りやすくなったりする子もいます。
長い目で見て、体重管理はとても大切なテーマです。
「骨」の話題が出ることもある(過度に怖がりすぎない)
避妊後の体質変化として「骨」の話題が出ることもあります。
ただ、ここは体質・体格・生活環境など、いろいろな要因が絡むため、単純に結びつけて怖がりすぎる必要はありません。
「ゼロではないけど、必要以上に不安を膨らませない」くらいの距離感で受け止めるのが現実的です。
体験談1:3歳で未避妊。「この歳で手術した子いる?」から始まった迷い
「3歳って遅いのかな?」という相談は、本当に多いです。
この相談には、複数の方向から声が集まりました。
- 「4歳で避妊手術をしました」という経験談
- 一方で「体が細くて怖くて、今回はしませんでした」という別の選択
同じ避妊手術でも、その子の体格・体調・家庭環境・飼い主さんの不安で答えが変わる。
ここが、いちばんリアルだと思います。
体験談2:1歳半で予防として避妊。いまは7歳で元気に暮らしている
「女の子は将来子宮の病気が心配だから、若いうちに予防として手術した」というケース。
その後の暮らしまで共有されていて、「いまは7歳で元気」という話は、迷っている方にとって大きな材料になります。
ただ同時に、手術をしたから“何も起きない”わけではなく、日々の暮らしの中で体調の波や通院などはいろいろ出てくる。
それでも「避妊は将来の不安を減らすための選択だった」と振り返れるのは、重みのある言葉です。
体験談3:術後1週間ごはんを食べず、毎日点滴へ。傷も気になってガジガジ…
避妊手術の“術後”がどれだけ大変かを、そのまま伝えてくれる体験談です。
- 術後、1週間ほどごはんを食べない
- 毎日点滴に通う
- 傷を気にしてガジガジしてしまい、先生と試行錯誤して保護
「手術が終わったら終わり」ではなく、そこからが本番だった。
この感覚は、経験した人にしか出てこない温度だと思います。
体験談4:麻酔中に脈が落ち、補助呼吸をしながら手術継続。でも術後は食べてくれた
麻酔中にトラブルがあり、先生から「脈が落ちた」「換気がうまくいかず補助呼吸をしながら手術を続けた」と説明を受けたケース。
聞いた瞬間は本当に怖かったと思います。
でも、その後に「術後は早い段階でしっかり食べてくれた」と。
“命がけ”を実感したからこそ、病院選び・術後管理・相談しやすさの大切さが強く残る体験談です。
体験談5:症状が出てから手術に。術後のカラー生活や傷のケアが想像以上に大変
「迷っていたけど、症状が出てしまって手術になった」というパターンもあります。
おしっこが赤い/出血などをきっかけに受診し、手術へ。
術後は、エリザベスカラーなどで生活が変わり、うさぎさん自身もストレスがかかる。
また、糸を自分で齧ってしまうといった“術後あるある”の悩みも出ています。
この辺りは、事前に知っておくだけでも心の準備が変わります。
体験談6:(高齢での手術)大きな水疱と腫瘍。手術→検査→経過観察へ
高齢での手術を迷っている方に、特に読んでほしい記録です。
もうすぐ7歳というタイミングで、食欲低下から検査をしたところ、子宮の位置と思われる箇所に腫瘍が見つかり、胃腸を圧迫している可能性があると言われました。
年齢的に「手術をせず緩和ケア」という選択肢も提示された中で、最終的に手術へ。
手術で見つかったのは、12〜13cmの大きな水疱。
さらに腫瘍もあり、検査へ。結果として悪性腫瘍という説明がありましたが、当時の説明では「リンパへの転移はしていない」との話もあり、経過観察へ進みました。
その後も定期的にチェックしながら暮らしている、という流れです。
「手術して終わり」ではなく、検査と経過観察と一緒に生活していく。
高齢の手術は、この現実まで含めて考える必要があると感じる体験談です。
体験談7:高齢で子宮がんの手術 → 転移が見つかり、2回手術をした例もある
高齢で子宮がんの手術を受け、その後に転移が見つかり、2回手術をしたというケースもあります。
怖くなる話かもしれません。
でも現実として「ゼロか100か」ではなく、手術後も検査や判断が続くことがある。
このことを知っておくのは、迷っている方にとって大切な材料だと思います。
体験談8:うちは手術していません。「答えが出ないまま、5年」
※こちらは、いただいた文章を元に、ブログ用に読みやすく整えた“要約+原文の温度”です。
ある飼い主さんは、男の子が1歳半のときに女の子のうさぎさんを迎え入れました。
当初は「避妊手術をして、2匹仲良く暮らす」未来を思い描いていたそうです。
でも、いざ手術を考えたときに、気持ちが止まりました。
- 麻酔で目覚めなかったらどうしよう
- 手術はうさぎさんにとって恐怖なのでは
- もし自分が子宮を摘出する立場だったら…
- 寿命とは何か
- ペットとは何か
考えれば考えるほど、簡単に答えが出せなくなっていったそうです。
そのまま時間が過ぎて、気づけば5年。
「しないと決めたわけではないけれど、たぶんもうしないと思う」——そんな言葉が残りました。
そしてもう一つ、胸に残るのが「子孫を残すこと」についての迷いです。
2匹の子どもを…と考える気持ちがある一方で、そこにも答えが出ない。
避妊手術の話は、メリット・デメリットだけでは片付かないことがあります。
この体験談は、「迷い続けること」そのものが、うさぎさんを大切に思っている証拠なんだと感じさせてくれるお話でした。
術後の食欲が落ちたときに大切なこと
まず最優先は「病院」
術後に食べない・出ない・元気がない…は、うさぎさんにとって大きなサインです。
医療判断や投薬は必ず病院の指示を最優先にしてください。
そのうえで「食べるきっかけ作り」を助けてくれる人がいる
術後に食欲が落ちたとき、病院のサポートと並行して、近くのうさぎ専門店やペットショップ、RABBIT HOME BASEでフードの相談をするのも、すごく大切だと思っています。
- うちの子が“今”口にしやすい牧草・ペレットの傾向
- 嗜好性が高いフードの選び方(量や与え方は病院と相談しつつ)
- シリンジ給餌のやり方、食べさせ方のコツ
- 「食べない時に何を試したらよかったか」という経験の引き出し
“食べない”って、本当に不安です。
だからこそ、病院に頼りながら、暮らしの知恵を借りられる場所が近くにあると心強いです。
手術をしに病院に行った流れの一例
「避妊手術を相談したい」と思って病院へ行っても、初診ですぐに手術日が決まるとは限りません。
病院によっては、まず診察や検査を通して その子の体の特徴や性格を把握してから、手術の可否や時期を判断する流れになることがあります。
1)まずは受診で相談する
初診でいきなり「避妊手術をお願いします」と伝えても、先生がそのうさぎさんの状態をまだ十分に把握できていない場合は、
「まずは様子を見てから」
「先に診察・検査で状態を把握してから考えましょう」
という話になることがあるようです。
2)診察・検査で「その子の基礎情報」を集める
健康であっても、いったん健康診断などで通院しながら、
体の特徴・性格や反応を先生に把握してもらったうえで、手術の話に進む病院もあります。
これは「手術を先延ばしにする」というより、安全に進めるための準備として考えられているケースもあります。
3)手術に進むか、もう少し様子を見るかを決める
もちろん、病院や先生の方針によっては、初回の相談からスムーズに手術日が決まることもあります。
ただ、「手術を相談しに行ったのに、すぐ決まらなかった」場合でも、必ずしも否定ではなく、その子に合わせて慎重に進めたいという方針の可能性があります。
迷っている方にとっては、こうした進み方もある——と知っておくだけで、受診時の気持ちが少し楽になるかもしれません。
まとめ
避妊手術は、正解がひとつではありません。
メリットだけで決めるのでもなく、怖さだけで止めるのでもなく、
リアルを知ったうえで「うちの子に合う選択」をしてほしいと思っています。
そして、もし手術を選ぶなら、手術そのものだけではなく、術後のケア(食欲や傷の管理)まで含めて準備することが、結果的にいちばんの安心につながるはずです。
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